当サイトに訪れる方には、「初めて工場で働いてみたいと考えているけれど、どんな工場を選んだらいいか分からない」という方も多いと思います。
今回は工場で初めて働く、又は初めてではないけど経験が少ない方向けに、どんな工場で働くのがおすすめか、就業先工場の選び方をご紹介したいと思います。
- 初心者には大規模工場がおすすめ!
- 「大規模な工場」とは
- 大規模工場がおすすめな理由
- どうやって判別する?
- 大規模工場のデメリット
- まとめ
工場初心者におすすめなのは「大規模な工場」

タイトルにもある通り、初心者におすすめなのは「大規模な工場」なのですが、ここでは「それってどんな工場?」「どのぐらいの大きさ?」「なぜ大規模工場?」という部分を解説していきます。
大規模な工場とは
要は大きい工場ということです。単純に見た目、敷地面積のことです。大きければ大きいほどいいです。
目安として「近所のスーパーぐらい」ではなく、「体育館ぐらい」でもなく「イオンモールぐらい」と考えて頂くと分かりやすいかと思います。
イオンモール以上に大きいところだと尚よしといったところです。
就業している人数で言うと数千人といったクラスが理想です。「そんなに人がいるの!?」と思うかもしれませんが、たとえ5,000人いる工場だとしても日勤と夜勤、そして休みの人がいることを考えれば常時いるのは1,000と数百人程度となります。
なぜ大規模工場なのか
では次に、なんで初心者には大規模工場がおすすめなのか?を解説していきます。
理由1:大勢を相手にするから
例えば工場は事前に工場見学をさせてくれるところが多いですが、大規模な工場はその時点で一気に数名〜10人ぐらいを連れて工場見学をしたりします。
担当者と一対一で見学して「さあどうしますか?ここで働きますか?」と言われるとなんとなく断りにくくなり、あまり気が進まないのに働くことになって失敗するということがあります。
大人数だと一人一人への圧が減り気楽に考えやすくなるという利点があります。
これは勤務開始後に一から仕事を教わるときも同様で、人が大勢いる中で教わると、たとえその指導自体は一対一でもなんとなく気が紛れる部分があります。
これが町工場の様な狭いスペースで教わると、行動の逐一を観察される状態になり、動きが固くなって本来のパフォーマンスが発揮できずやりにくさが強いストレスとなって仕事が嫌になってしまうことに繋がります。
運がいいと一人の新人教育担当者に対し他の新人さんとセットで教わることもあります。そうなると自分への目は分散されることになり、よりやり易く仕事を覚えることができるでしょう。
理由2:設備や福利厚生が手厚い
大規模工場は莫大な資金があって成り立っています。だからこそたくさんのスペースにたくさんの仕事があり、たくさん人を雇うことができるわけです。
建物内で多くの人が働くこともあって、大規模工場では様々な設備、中で働く人向けのサービスがあることが多いです。例えば工場内にある食堂。
社員食堂がある場合は、基本的に安く食事をとることができます。
昼食夜食などを用意していく手間がなく、また通勤時の荷物も軽くなることは意外に大きなメリットです。
その他エレベーター移動が自由だったりコンビニがあったり、筋トレ等のジムが利用できるところもあります。
仕事以外にも楽、便利な設備がある率が高いことも大規模工場の魅力の一つです。
理由3:担当作業の変更ができる場合が多い
大規模工場がなぜ大きいかというと、その中で多くの仕事をしているからです。
一つの電子部品や車のパーツであっても、溶かす、固める、切る、メッキや研磨等色んな加工をしています。
車種によって形が違うパーツは車種の分だけ工程があったりもするでしょう。
一口に「この工場で働いているよ」といっても、その中でどんな作業をしているかにより環境は全く違います。
耳栓やガスマスク、前掛けアームカバーを必ずつけなければならない工程もあれば、装備は帽子を被るだけの工程もあります。
派遣会社と工場の契約にもよりますが、働いてみて「この作業は自分に合わないな・・・」「どうも合わない人がいるな・・・」といった事情がある場合は、所属工程を変えてもらえるケースがあります。
よくある大手工場派遣では、その様に仕事や環境が合わなかった時に相談してください!といった謳い文句で求人を紹介しているところも多いです。
小さい工場だと工程が限られ変更の余地がない、変わったところで苦手な上司は同じ、といったこともあり、やはり働きやすさでは大きい工場に軍配が上がるでしょう。
どうやって工場の規模を判別する?
よくある派遣の求人では市町村の名称と「車のシートを作る作業です!」等の記載のみで、どこの何という工場かまでは書いてないことが多いです。
これは直接派遣会社などに「気になる求人があるので詳細を聞きたいのですが・・・」と問い合わせすれば大体教えてくれます。
注意点としてはまだ検討段階である旨をハッキリ伝えることです。工場は多く人を募集しているケースが多々あるので、早ければ本当にすぐ決まってしまうからです。
他にも求人情報から「エアバッグ」「サンルーフ」「ドア」「タイヤ」「半導体」「ハードディスク」等作られている製品の特徴的な部分を控えて、「◯◯市 エアバッグ」等と検索すれば企業のHP等である程度分かります。
工場さえ分かればストリートビュー等で確認すればOKです。
イオンモールぐらいなのか、体育館ぐらいなのか、よく見てみましょう。
広さだけでなく縦に長いかどうかも重要です。敷地が広いだけでたくさんの子会社が集合してできており、一つ一つは小さい工場だった、なんてこともあります。
あとはどこの大手派遣会社の求人を見てもその工場の求人がある、というのもポイントです。
やはりたくさんの派遣会社を使う余裕があるのは、それなりの規模だからという推測もできるでしょう。
企業名が分からない状態で見極めるのは「エアバッグ」等特徴的な製品名に加え、勤務時間を見ると分かることがあります。
- 8:00〜17:00なのか8:30〜17:30なのか
- 6:00〜15:00等ちょっと特殊な時間
- 4勤4休等特徴的なサイクル
8:00か8:30かぐらいであれば被る工場は多いかもしれませんが、他の部分では同エリアでこのあたりが一致すれば同じ工場の求人である確率は高いと見ていいでしょう。
大規模工場のデメリット
大規模な工場がいいとばかり書いてきましたが、デメリットも紹介しておきます。
デメリット1:広い
広すぎてタイムカードの場所、更衣室、作業場所、食堂等の移動で疲れてしまうことが挙げられます。
特に食堂や休憩室が遠いと休憩時間がそれだけムダに削られてしまいます。
メリットが大きいので私はそこまで気になりませんでしたが、思い返してみれば休憩はあまり落ち着く時間がないと感じました。
ただ最初は特に迷うことが多いので、作業場所、休憩室、食堂など場所を覚えるのにちょっとがんばらないといけないかもしれません。
デメリット2:交通ルールが厳しい
大規模工場は毎日多くの人が出入りしますし、24時間稼働しているところが多いです。
そうすると各方面から多くの人が出入りすることになり、交通マナー等で近隣の住民から苦情が来ることも多いのだそうです。
そのため通退勤時には通ってはいけないルートが存在したり、社員や派遣会社の担当者が見張りに立っていたりすることもあるぐらい、通退勤時の行動には厳しいことが予想されます。
歩きスマホやゴミを捨てるなどはもちろんダメですが、中にはイヤホンも禁止だったり結構厳しめのところもあるのでその辺りの不自由さへの覚悟も必要です。
私が経験したものでは反射タスキが必須というところがありました。帰りにコンビニに寄ったりするのが恥ずかしいのはまぁ外して入店すればいいのですが、忘れると怒られるかもしれないと思うとちょっと管理が面倒だと感じましたね。普段使わない物なので何度も忘れそうになりました。取りに帰れば遅刻しますし。
とはいえ、自身を守るためなので悪いことではないですよ。
しかし夜勤明け(朝9時ごろ)の反射タスキはとても違和感でした。
デメリット3:人が多い
私は上記でメリットとして紹介しましたのでちょっと微妙ですが、もしかしたらしんどいと感じる方もいるかもしれないので書いておきます。
とにかくたくさんの人とすれ違うので人混みが苦手な方はちょっと息苦しく感じる可能性があります。
ただ、基本他社の人や別の工程の人とはほとんど接点がありませんから、人とすれ違うたびに挨拶や会釈までする必要はありません。自分の行っている工程・作業場の人、知っている人を中心に接していけばOKです。
もちろん挨拶されて嫌な人は少数派でしょうから、迷ったら会釈ぐらいはしておくとベターでしょう。
敢えて挙げるとすれば、食堂やエレベーター等では混雑が予想されるので、全然知らない人とトラブルになったりする可能性は若干あるかもしれませんね。
デメリット4:立地が良くない
お住まいの環境にもよりますが、大きな工場が建設できる場所は極めて限られます。基本的に山奥となり、近場で探すのは難しいかもしれません。
寮を用意してくれるところも多いですから入寮して就業するのも一つです。
そうなると引越しの手間や、長年住んだ土地を離れるなどのデメリットは考えられます。
私は入寮して県外の非常に大きな工場へ行きましたが、当時かなりお金に困っており出稼ぎのつもりで行きました。
人それぞれの状況により引っ越してまで行くのかどうかは要素として大きいと言えるでしょう。
もちろん「行ける範囲でなるべく大きい工場を」という考え方も有効だと思います。
工場初心者におすすめなのは「大規模な工場」。理由と共に解説!:まとめ
今回は初めて工場で働くことを検討している、又は経験が少ない方向けに大規模工場がおすすめなことについての解説でした。
とはいえ複数経験があるけど転職を考えている方にもやはり大規模な工場はおすすめです。
- 福利厚生、工場などの設備の面で初心者におすすめ
- 広く新人も多い環境となりやすく、プレッシャーが少ない
- 工程が多く、合わないと感じたら部署の変更ができる場合がある
- 複数の派遣会社の求人を見て工場の場所や規模を予想する
- デメリットもある
当サイトでは、他にも転職する方向けに役立つ様情報発信をしていきますのでよろしくお願いします。
工場求人を探す
最後に大規模工場を探すのにおすすめな代表的なサイトをいくつかご紹介します。
日研トータルソーシング
転職サイトに登録していれば誰もが一度はスカウトメールなどで目にしたことがあるのではないでしょうか。
日研トータルソーシングの求人が探せる「e仕事」はまず一番におすすめです。
寮付きの求人が広いなど、大手ならではの待遇があります。
日総工産
こちらも大手の人材サービス日総工産の求人サイト「工場求人ナビ」です。
ワールドインテック
少し知名度は劣りますが、福岡県が本社の株式会社ワールドインテックの求人サイト「JOB PAPER」がこちらです。
こちらも大手ではありますが、日研等の大手に比べると土日も対応してくれるイメージです。私も実際に働いたことがあるのですが、地域によるのかもしれませんが、自宅から寮へ引っ越す際の荷物の運賃まで出してくれたのが印象的でした。(日研は無かったので。。。)
あと手広くやっているのか、日研や日総工産にはない求人も結構あるなというイメージです。
ただ寮費無料は日研や日総工産の方が多いかなとも思います。
京栄センター
株式会社京栄センターの求人サイト「コウジョブ」がこちらです。
コウジョブは工場・製造業のお仕事に特化した求人情報サイトです。勤務地×職種×こだわり条件で簡単に検索できます。

まずはお住まいの都道府県、入寮でもいい方は住んでみたい都道府県×職種は空欄×即入寮みたいな検索がおすすめです。
日研や日総工産、ワールドインテック等様々なサイトを見ていると、同じ工場らしき求人が多くあることに気付くと思います。
特に大きい工場はどこの会社を通していくかによって担当部署が変わることがあるので、時間や給料等の条件を比較してみるとよいでしょう。
平山
株式会社平山の求人サイト「ものっぷ」です。
こちらもワールドインテックと同じく土日対応が多めに感じます。
あと私が見ているサイトの中で年始の休みが最短でした。今年(令和8年)の1/4は日曜日であったのにも関わらず、申し込みの返信が来てびっくりしました。
他ではちょっと見かけない「ペット可の寮」等も場合によってはあるそうで、やはりよく聞く会社だけでなく色々探ってみるのは大事だなと思います。
おそらく同じと思われる工場の求人で、日研は寮費無料だが総支給30万程度、平山は寮費無料ではないが総支給35万程度、みたいな求人も見つけました。
これは家賃が5万円だった場合、社会保険料の天引き等を一旦無視するとすればほぼ同じ意味だと思いますよね?
寮費無料はあくまで福利厚生であるため、遅刻したり欠勤した場合は半額〜全額負担等の条件がつく場合があります。
この点を考慮すると寮費はかかっても総支給が多い方がお得というケースもあるのです。(その他の条件も関係してくるので一概には言えませんが)
有名どころでしっくりこない場合は少しマイナーなサイトもおすすめです。



