労働は辛いものです。
一日の勤務が終わった時は開放感に満ち溢れますが、その一歩手前で極めて重要なのが「休憩時間」です。
しかし、この休憩時間をとらせてくれない会社があるというのです。まるで鬼の様ですね。
何か原因があるのか、鬼なのか、原因とそんな時どうするかを解説していきます。
当サイトは主に工場仕事について書いていますが、当記事は飲食店やコンビニ等接客系の仕事の方にもご参考いただける内容となっておりますのでぜひお読みください。
会社が「休憩をとらせてくれない」のはなぜ?

まずは休憩時間をとらせてくれない事象が発生する原因を紹介します。
忙しい
最初に紹介するのは、最悪のパターンです。
どこでもそうではないですが、休憩は基本的に自分の判断で行かないものです。
比較的存在する自由なパターンは、工場に多いチャイムが鳴ったら休憩に行ってもOKの仕事。
これなら時間がくれば休憩に行けるのであまり問題は起こらないはずです。
そうではなく、お店なら店長や先輩、工場なら班長や管理者が時間を見て個別に「◯◯さん今から休憩に行ってください」と声をかけるパターンです。
指示して休憩に行かせなければならないのに、忙しくてそれができない、または休憩に行ってもらったら困る!と考えているパターンです。
後述しますが一定のルールを逸脱すれば法律違反の可能性も出てきますので、この様な会社は抗議、または退職を考えましょう。
そもそも休憩がない
多くの労働者に関係する法律「労働基準法」には以下の様に定めがあります。
第三十四条 使用者は、労働時間が六時間を超える場合においては少くとも四十五分、八時間を超える場合においては少くとも一時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
例外はありますが、基本的にこの条文に違反すれば法律違反となる可能性があります。(※2026年1月時点)
逆に言えば就業時間が6時間を超えなければ休憩時間をとらせなくてもよいわけです。
例えば9:00〜15:00の仕事で6時間ぴったりの場合、休憩時間は0でもOKということになります。
この点は割と見過ごされがちで、「3時間とかなら分かるけど6時間も職場にいるのに休憩がないってどういうこと!?」ということはけっこうあります。
ギリギリのラインで6時間の就業は休憩無しも合法であることを覚えておきましょう。
しかし、トイレなどのこともありますから休憩時間を設けているところもそれなりにあるのが現実です。
気付かれていない
ここが今回の最大のポイントです。
あなたが早く休憩に行きたいのに指示すべき人が休憩の指示を出してこない。
「どういうこと!?」
ってなりますよね。
近年はタイミー等副業勤務が流行っていることもあり、一般の社員・アルバイト・パート以外にも様々な人が就業する、又はアルバイト・パートも短時間で多く人を雇うケースが増えています。
人によって休憩時間がバラバラになりがちなので、誰が何時から休憩なのか管理が雑な会社もあるようです。
もちろん大体の会社はちゃんとしていますが、ちゃんとしていても時には休憩の指示のし忘れも発生するのが現実です。
関心がない
また、近年ではハラスメントに対し厳しい決まりが増えています。職場の人をあだ名で呼ぶことも禁止などといった話も一般的になってきています。
その流れで「あの人は次いつ休みだ」「この前休んだ理由は◯◯だ」といった話も、仲がいい人同士では当然話すでしょうが、原則的に詮索は厳禁であると言えます。
この様なご時世ですから、他人の勤務条件について無関心である人が増えている様に感じます。
つまり、あなたが本来何時から休憩に行くのか、もう既に休憩に行ってきたのか、周りの人はよく知らないし関心が無いことが増えているよという話です。
その分、店長や管理者がしっかりしなければならないのですが、皆が「声をかけづらいし、まぁ誰かが指示しているだろう」とスルーしてしまう。
「休憩をとらせてくれない!」にはこの様な事情も存在するのです。
会社が「休憩をとらせてくれない」のはなぜ?:対処法を紹介!

ここまでは休憩に行けない原因を解説しました。
ここからは「どうすればいいか?」を解説します。
※6時間を超えて就業している場合を前提としてお読みください。
アピールする
どうすればいいか、対処法!等と書きましたが、もうこれしかありません。
お店なら権限のある店長に声をかける、いなければその他の人の中でも一番権限のありそうな人に声をかける。工場や倉庫でも班長、管理者、先輩社員等同じです。
ポイント1:休憩はとって当たり前
ここでよく理解して欲しいのですが、休憩を求めることは恥ずかしいことではないということです。
余程の仕事好きな人でない限り休憩時間はベテランであっても必須です。
そして休憩を取らせるべき勤務条件の人に休憩を取らせない事は法律違反の可能性すらあります。
恥ずかしがらず、堂々と休憩を請求するべきです。
ポイント2:強く言う必要はない
「堂々と」と言ったって・・・
と思うのも分かります。しかしこれは「休憩を取らせないなんてどういう事だ!」と言うべきという話ではありません。
「あのー、、まだ、行ってないんですけど・・・」
と、「そろそろいいですよね?」という気持ちで、あくまで行くのは「当たり前」で「まだなん?」という気持ちでいて頂きたいということです。
ポイント3:甘える
とはいえ「これは仕事だぞ!時には休憩が無い事だってあるに決まってる!」みたいな精神で働いている人もいます。
しかし今は令和です。そんな昭和みたいな時代はとっくに終わりました。
確かに店長、マネージャー、責任者等々職場を管理する立場にある人は、例えば残業代がつかない等そういう働き方でないと許されないこともあります。
でもそれは、それだけの地位やそれなりの報酬を受け取る代わりに重い立場にいるわけであって、一般の労働者とは世界の違う話です。
パートだろうと派遣社員だろうと正社員だろうと、休憩は絶対に必要です。
「よこせ!」とは言えず「あのー、まだなんですけど・・・」とも言えない方は「甘えて」ほしいです。
自信をもって甘えてください。「疲れたしまだ退勤まで時間もあるので休みたいです!」という気持ちを持ってほしいです。そもそも権利なので当たり前ですし、休まないと倒れてしまっては大変ですから。
心の優しい方は強く言えません。でも、休まないと体は辛いです。権利として請求する言い方ができなければ、どうか甘える姿勢だけでも見せて下さい。
繰り返しますが、これは言い出しにくい方の背中を押す目的で書いており、そもそも休憩を指示しない会社に問題があります。
それでもダメな場合
基本的に退職一択です。
辞めてしまいましょうということです。
厳密に言えば、特に法令違反が疑われる場合などは労働基準監督署に通報するような方法もあります。
しかし私の個人的な考えでは、言ってやっと是正する様な会社にはいない方がいいと考えます。通報した自分も気まずいですし。
「就業場所が寒い」等小さい事なら我慢も必要かと思うのですが、休憩がある約束なのにわざわざ言わないと休憩をスルーされてしまう様な会社は、大体他の部分も杜撰だったりします。
給料日にちゃんと給料が支払われるのか・・・??とも思ってしまいそうです。
仕事は自分に向いている等いい部分が上回っていればそのまま続けてもいいかもしれませんが、普段もおかしいし休憩も無い、なんて状況なら退職も優先的に考えていきましょう。
会社が「休憩をとらせてくれない」のはなぜ?対処法も紹介!:まとめ
今回は休憩を取らせてくれない会社はどうなっているのか、そしてその対処法について紹介しました。
以下にポイントをまとめます。


