「溺れるナイフ」の原作と映画はどう違う?

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ジョージ朝倉先生による「溺れるナイフ」の原作は講談社の月刊漫画雑誌「別冊フレンド」で連載されていました。

2016年には小松菜奈さん、菅田将暉さん主演で映画化され話題を集めました。

今回は「映画がよかったので原作も読んでみたい」という方向けに、原作と映画の違いを中心に紹介していきます。

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「溺れるナイフ」の原作と映画はどう違う?

原作(漫画版)のあらすじ

東京で雑誌モデルをしていた小学6年生の美少女望月夏芽が、ある日父親が家業である旅館“ひねもす屋”を継ぐため浮雲町(うきぐもちょう)に引っ越すことになります。

そこは東京から遠く離れた田舎町。刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまい落ち込んでいた夏芽が、長谷川航一朗(コウ)に出会い、強烈に惹かれていくーーー

原作の登場人物

望月 夏芽・・・長身で顔立ちの綺麗な美少女。本作品の主人公。

長谷川 航一朗・・・主人公の夏芽と出会う。お金持ち家の跡取り息子。通称コウ。

大友 勝利・・・夏芽のクラスメイト。コウの親友。

松永 カナ・・・夏芽のクラスメイト。夏芽が浮雲町に来て最初にできる友達。

西条 桜司・・・コウの祖父の愛人の娘・西条薫の息子。

西条 薫・・・上記西条桜司の母。

広能 晶吾・・・カメラマン。夏芽の写真集を出版する。

早瀬・・・夏目の小学6年生の時のクラスメイト。

蓮目 匠・・・夏芽を拉致するストーカー。

・上原
・じゅり
・国広 鈴香
・江波
・武田
 他

原作の舞台

東京から5時間もかかる田舎町、「浮雲町」が主な舞台です。

夏芽の父親の故郷で、観光地となっています。広島弁を元にした架空の方言があります。

原作と映画の具体的なストーリーの展開の違い

原作: 漫画「溺れるナイフ」は、全体的に登場人物の心情や背景を深く掘り下げることが特徴です。特に、主人公の二人、夏芽とコウの感情の変化や成長が細かく描かれています。

映画: 映画版は時間的な制約から、原作のストーリーを圧縮しているため、いくつかのエピソードやキャラクターの描写が省略されています。映画は主に物語の中核部分、特に夏芽とコウの関係に焦点を当てているため、原作に比べると細かい背景やサブキャラクターの扱いが少なくなっています。

原作と映画、ビジュアル表現の違い

原作: 漫画は、作者であるジョージ朝倉先生独特の絵柄や表現が特徴です。特に感情の起伏や登場人物の表情が生き生きと描かれ、物語に深みを与えています。また、漫画特有の視覚的表現を活かして、感情の高まりや変化を非常に繊細に描いています。

映画: 映画では、映像美やビジュアルの再現が重要な要素になります。特に、ロケーションや色彩の使い方に力を入れており、原作の持つ雰囲気やトーンを映像で表現しようとしています。ただし、原作の細かい感情の表現を映像で完全に再現することは難しく、映画ならではの美しい風景やカメラワークが特徴です。

原作と映画、ラストの解釈の違い

原作: 漫画の最終章では、夏芽とコウの関係がどうなるのかが描かれますが、終わり方には少し余韻を残すような、読者に考えさせる要素が含まれています。結末には解釈の余地があり、登場人物のその後を思わせるような部分もあります。

映画: 映画では結末がより明確に描かれており、物語の終わりが観客にとって感動的であることを意識しています。原作と同じように曖昧さを残す部分もありますが、映画的にはややハッピーエンド寄りに調整されている部分もあります。

溺れるナイフの原作はどこで買える?

電子版は漫画全巻ドットコムで読めます。時期により割引やクーポンもあります。

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溺れるナイフ原作まとめ

出版社講談社
作者ジョージ朝倉
掲載雑誌別冊フレンド
連載期間2004年-2014年
単行本巻数全17巻
映画版公開日2016年11月5日

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